最初に、お店のことと、今困っていることを伺います。
すぐにホームページを勧めず、今あるサービスで解決できないかを確認します。
受付後の仕事に無理が出ないかも、一緒に見ます。
このページでは、これまでお手伝いしたお店と、実際に作ったホームページや管理画面を紹介します。
3つの制作事例
ホームページを作るだけでなく、受付後の仕事も回しやすくします。
ホームページ・集客と、受付後の業務改善。
それぞれの内容と料金の目安は、以下のページにまとめています。
CASE 01MONFILLY PHOTO STUDIO
このお店を知ったきっかけは、家族の七五三撮影でした。
実際に利用すると、撮影の腕も、お客様への向き合い方も素晴らしいお店でした。
「これからも家族でお願いしたい」と思える写真スタジオでした。
知り合いにも紹介したい。もっと多くの人に知ってほしいと思いました。
一方で、この良さは行ってみて初めて分かる種類のものでした。
来る前に伝えるのは、そもそも簡単ではありません。
そこで、まずデモサイトを作って持っていきました。
そこからオーナーの話を伺い、本格的にお手伝いするようになりました。
考えたこと
このお店を最初に知ったのは、ホームページでした。
写真はサイト全体で20枚ほど。
ただ、スマッシュケーキやウェディングも含めての数です。
自分が申し込む七五三のプランに絞ると、参考になる写真は数枚しかありませんでした。
FAQは5つか6つだったと思います。
店内の様子や当日の流れまでは載っていません。
どんな人が撮ってくれるのかも、分かりませんでした。
ただ、白を基調とした今風の作りで、「昔ながらの薄暗い写真館ではなさそうだ」ということは伝わりました。
それで「行けば大丈夫だろう」と思い、七五三の撮影を予約しました。
当日、子どもは緊張していました。
初めての場所で、初めて会う人にカメラを向けられる。
泣いたり怯えたりするほどではないものの、のびのびとはしていません。
オーナーさんは、すぐに撮り始めませんでした。
明るい声で挨拶をして、準備をしながら話しかける。
子ども本人のことではなく、家族や友達のことを聞く。
好きなものを聞いて、そこを掘り下げる。
質問ばかりにならないように、オーナー自身の話も混ぜる。
おもちゃや小物を出して、興味を持ったものを好きに触らせる。
そのうち一緒に遊びはじめて、親まで巻き込まれていました。
遊びながら、しゃべりながら、シャッターを切る。
ときどき注意を引いて、カメラ目線の一枚も撮る。
後半には、子どもは自分からおもちゃのお菓子に豪快にかじりつく仕草まで見せていました。
最初の緊張は、どこかへ行っていました。
写真を見て、もう一度驚きました。
画質やピント、色の良さもそうですが、それ以上に表情の幅でした。
遊んでいる笑顔、母親に甘えて安心している顔、おもちゃを触っている真剣な顔、何も考えずぼーっとしている顔。
家でいつも見ている顔が、全部入っていました。
自分の子どもの表情がこんなに豊かだったことに、この写真で気づかされました。
帰り道、妻と「来てよかったね」「また使おうね」「長い付き合いになりそうだね」と話しました。
2か月後、下の子の誕生日で、もう一度お願いしました。
そのときになって初めて、ホームページにオーナーさんのプロフィール写真へのリンクがあることに気づきました。
最初から載っていたのですが、私はあのバナーを背景の飾りだと思っていました。
「どんな人が撮ってくれるんだろう」と気になっていたのに、押せることに気づかないままだったのです。
これは私のうっかりですが、もしかしたら同じような人がいたかもしれません。
ここまでが、一人の客としての体験です。
あとで知ったのですが、あのホームページは、開店の準備をしているころに、オーナーさんが自分で作ったものでした。
店を開ける準備をしながら、ひとりで作る。
あそこまで形にしただけでも、相当なことだと思います。
そして開店してからは、撮影と接客と写真の仕上げで日々が埋まります。
ホームページに手を入れる時間は、そう簡単には出てきません。
それでも、もったいないとは思いました。
行けば分かるのに、多くの人は行く前に決めます。
スタジオの中で何が起きているのかは、どこにも書かれていませんでした。
そう思ったので、頼まれてもいないトップページのデモを作って持っていきました。
見ていただくと「白ベースで、うちの店らしくて見やすい。
この方向で進めてほしい」と言っていただき、そこから制作が始まりました。
本格的に作り始める前に、お店を始めたきっかけ、白を基調にしている理由、普段のお客様対応について伺いました。
白は変えませんでした。
元のサイトで唯一しっかり伝わっていたのが、この雰囲気だったからです。
オーナーさんの写真は、トップに置きました。
リンクの先ではなく、画像そのものとして。
私自身が見落とした側なので、これは確信がありました。
個人店では「誰がやっているお店なのか」が、料金やプランと同じくらい大きな判断材料になります。
見た人が「押せる」と気づかなければ、載っていても届きません。
そのうえで、撮影プラン、料金、当日の流れ、店主のプロフィール、お客様の声を、それぞれ確認できる構成にしました。
「知りたいことが、探さなくても出てくる」ことを基準にしています。
FAQも増やしました。
いまはFAQページに56件。
それとは別に、七五三やお宮参りなどプランごとのページにも、そのプランでよく聞かれる質問を置いています(全部で125件)。
私が最初に見たとき「自分の申し込むプランのことが分からない」と感じた場所に、いまは七五三だけで9件の質問と答えが並んでいます。
公開後、「問い合わせの対応が減って助かった」と言っていただきました。
料金はプランとオプションを選ぶと概算が出るシミュレーターを作りました。
写真の納品後にはアンケートを送り、掲載許可をいただいた回答をホームページへ反映しています。
やったこと
ホームページのリニューアル
お店の雰囲気に合わせた白ベースのシンプルなデザイン。
撮影プランごとの個別ページ、FAQ、アクセスなど全48ページ。
スマホで見やすいことを最優先に設計しました。
予約システムの構築
撮影プランごとに所要時間が異なる予約を、カレンダーから選ぶだけで完結するように。
リニューアル後の累計予約は337件。
料金シミュレーターの設置
撮影プランや衣装を選ぶと料金がすぐわかる仕組み。
見た人の93%が他のページにも進んでいます。
そのまま見積もり相談メールも送れます。
お客様の声の収集・掲載
写真の納品時にGoogleフォームのリンクを送り、仕上がりを見たあとの感想をいただける形にしました。
来店前のお客様にとって、実際に利用した方の声は大きな安心材料になります。
以前はリピートして初めてお客様の満足がわかる状態でしたが、今は声が直接届くようになり、オーナーの充実感にもつながっています。
現在129件がホームページに掲載され、新規のお客様の判断材料にもなっています。
SEO対策・アクセス解析
ページ構成やキーワードを整え、Google検索からの流入が全体の52%に。
データを見ながら継続的に改善しています。
AIチャットボットの設置
よくある質問に24時間答えるAIチャットボットを、ホームページの右下に設置しました。
料金や撮影の流れはその場で回答します。
個別の見積もりや予約変更は、公式LINEや予約ページへ案内します。
1日と1か月の利用上限を設け、費用を抑えながら運用しています。
営業時間外でも基本的な案内ができるため、オーナーが返信する問い合わせを減らせます。
成果
※ これらの成果は、私のサポートだけでなく、オーナーご自身のSNS運用や紹介活動による効果が大きいです。
アンケートの回答はオーナーにも届き、掲載可能な回答はホームページへ反映されます。
現在129件のお客様の声が掲載されています。
新しく写真館を探す方にとって、判断材料のひとつになっています。
ただ、正直に書いておきます。
このお店の良さは、今のホームページでもまだ伝えきれていません。
あの日に起きていたこと——子どもの緊張がほぐれていく時間、そこで交わされる会話、遊びに巻き込まれていく感じ。
文章と写真では、まだ届いていない部分があります。
撮影中の動画があれば近づけると思っていますが、そこまでは踏み込めていません。
数字は伸びました。それでも、この店の価値を出しきったとは思っていません。まだ途中です。
CASE 02morihana(花屋)
横浜市金沢区富岡の花屋。
MONFILLYと同じ長屋にあり、店主の感性が表れるアレンジメントやブーケを作っています。 morihana.shop
MONFILLYのオーナーさんからご紹介いただきました。
同じ長屋で営業している花屋「morihana」です。
それまでホームページはなく、集客はSNSとご紹介が中心でした。
Googleマップでは見つけてもらえても、お店の雰囲気や考え方をまとめて伝える場所はありませんでした。
普通であれば、まずお会いして話を聞いてから動き始めます。
でも今回は順番を変えて、初めてお会いする前にデモサイトを作って持っていきました。
「お会いしてないのにここまでわかるのすごい」と言っていただけて、そこから本格的に関わり始めました。
考えたこと
ご紹介をいただいた時点で、店主のSNSや、ネット上での発信を一通り拝見しました。
お花の写真、ご自身の言葉、お店の様子。
日々の発信を丁寧に積み重ねてこられた方だったので、お会いする前にも、かなりのことが伝わってきました。
人柄、センス、好まれる雰囲気。
そこから受け取った世界観を、そのままデモサイトの全体のトーンに落とし込んで、初めてお会いするときにお持ちしました。
「会ってないのにここまでわかるのはすごい」と驚いていただけたのですが、これは私が分析や読み取りに長けているというより、店主ご自身がそれまで丁寧に発信を続けてきてくださったおかげで、こちらが受け取れる材料がたくさんあったからだと思っています。
もし発信があまり多くない方であっても、最初にお時間をいただいてじっくりお話を伺うところから始めます。
そこで人柄やこだわり、好まれる雰囲気を、同じように拾い集めていきます。
スタートの形は変わっても、「お店のことをきちんと知ってから動く」ところは変わりません。
最初に伺ったのは、ホームページがほしい、オンライン注文を増やしたい、事務作業の時間を減らしたいという3点でした。
そこで、商品と注文方法を確認できるホームページを制作し、注文フォームも用意しました。
注文が増えたときに備え、注文内容、顧客、予定、支払い状況を確認する管理画面も作っています。
管理画面は現在、実際の運用に合わせて調整している段階です。
ホームページについては、公開後にGoogle検索からのクリックが発生するようになりました。
やったこと
ホームページの制作
お店として初めてのホームページです。
店主が花を選ぶ後ろ姿を、ホームページを開いた瞬間に目に入る大きな写真として配置。
世界観を伝えるトップページ、商品カタログ、注文フォーム、相談フォーム、定期便の案内まで一貫したトーンで設計。
独自ドメイン morihana.shop も取得して公開しました。
注文管理アプリの構築
注文情報をまとめて確認できる管理アプリを試作しました。
カレンダー、顧客一覧、商品、注文状況を、同じ画面から確認できます。
注文が増えても、今のやり方から少しずつ移行できる設計です。
次にやることが分かる「要対応」ビュー
注文や相談が増えたときに、次に何をすればいいかを確認しやすくする画面を追加。
今すぐ対応すべきもの、確定作業待ち、相談対応中、制作予定などを、優先度ごとに見られる設計にしました。
「対応漏れがないか不安」という店主の声から生まれた機能です。
Squareリンク決済(ネット販売向け)
店頭で使っていたSquareを、ネット販売でも使えるように整備しました。
配送注文時にクレジットカード決済のお支払いリンクをボタン1つで送れる仕組みを構築。
商品ごとに事前にリンクを生成しているので、店主は2タップするだけ。
金額間違いも自動で検知される4重チェック付きです。
自動メールの設計
注文確定、日時変更、発送通知、口コミ依頼など、場面ごとに使える文面と送信の流れを設計しました。
口コミ依頼は注文翌日の同じ時間帯に届くようにし、「今日はあのお花届いたかな」という頃合いに自然に届く形にしています。
今後、運用に乗せるときに使えるよう、お客様との接点を整理した仕組みです。
成果
「富岡 花屋」「近くの花屋」など地域検索
1ページ目上位
※ 2026年6月時点・Google Search Console の実測値です。公開前はお店のホームページ自体がなく、サイトを通じて検索で見つけてもらう経路はありませんでした(Googleマップでの表示はありました)。ホームページからお店を知ってもらう経路を、新しく作った結果です。
店主から、こんな言葉をいただきました。
「お会いしてないのにここまでわかるのすごい」
「本当に助かっています」
店主はテナント更新を前に、お店を続けるか迷っていました。
ホームページ公開後に「もう少し続けてみよう」と話してくれたことが印象に残っています。
CASE 03にじいろ工房卒園アルバム・記念品の制作
MONFILLYのオーナーさんが、新しく始める卒園アルバム・記念品の制作サービスです。
保護者会の代表から写真を預かり、一冊のアルバムに仕上げます。
※画面内の案件名・氏名はすべてテストデータです。
MONFILLYのオーナーさんから、「友達と一緒に、新しく始めたいことがある」とご相談をいただいたのが始まりでした。
つくるのは、卒園アルバムそのものではなく、「申し込みから写真集め、納品までの段取りを、迷わず進められる仕組み」です。
考えたこと
この仕事の話を伺っていて、一番のリスクはここだと感じました。
「どの写真が、どの子のものか」。
卒園アルバムは、一冊に何十人もの子が載ります。
誰か一人でも取り違えれば、それは取り返しのつかない失敗になります。
しかも写真を集めるのは、制作する人ではなく、保護者会の代表の方。
その負担は、想像以上に大きいものでした。
そこで、写真の集め方そのものを設計しました。
各ご家庭が、自分のお子さんの写真を、専用の場所に直接送る形に。
「誰の写真か」が最初から確定するので、取り違えが起きにくくなります。
運動会やお遊戯会などのみんなの写真は、代表の方がまとめて送る。
この二つを分けたのが、設計の軸です。
写真を集める場面では、代表の方が各家庭に「どんな写真を送ってほしいか」を案内することになります。
ただ、実際のデザインやページ構成は、これから詰めていく部分もあります。
そのため、最初から条件を固定しすぎず、案件ごとに説明文や必要な写真を変えられる形にしました。
今は仮の例として、「上半身の写真」「全身の写真」などを入れていますが、実際にはデザイン案や進め方に合わせて変更できます。
代表の方が各家庭に案内しやすく、集まった写真もあとから整理しやすいように、変更できる余地を残している仕組みです。
つくったもの
申し込みから納品までの、ひとつの流れ
ホームページの申し込みフォームから依頼が入ると、その案件専用の保存場所・名簿・各家庭向けのフォームが、自動でつくられるようにしました。
代表の方は、案内に沿って進めるだけ。
「次に何をすればいいか」が、いつも分かる状態にしています。
進み具合が一目でわかる管理画面
「今、何人の写真が集まっているか」「どの工程まで進んでいるか」を、ひとつの画面で見られるようにしました。
写真がなかなか集まらないご家庭には、お知らせのメールが自動で届きます。
お支払いと、ご案内の仕組み
お支払いは、制作を始める前の一括払いです。
見積もり確定後の請求書や、各場面のご案内メールは、仕組みから送れるようにしました。
キャンセルや数量変更で返金が必要な場合は、決められたルールに沿って対応します。
抜けてはいけない事務連絡を仕組みに任せ、制作側が本来の作業に集中できるようにしました。
初めての方でも迷わないよう、使い方のガイドページも用意しています。
仕組みの根幹は、すでにできあがっています。
いまは本格稼働の前の準備段階で、来春の卒園シーズンの納品に向けて、オーナーさんと一緒に仕上げているところです。
この仕組みは、卒園アルバムだけのものではありません。
「申し込みを受けて、やりとりして、納品する」——そういう流れを持つお店なら、教室でも、サロンでも、写真館でも、同じ形を応用できるように設計しています。
仕事をするときに確認していること
初めて見る人が、サービス内容・料金・予約方法を迷わず確認できるかを見ます。
店主側では、同じ内容を何度も入力していないか、忘れないよう頭で覚えている作業がないかを確認します。
新しい機能を増やすことより、今困っていることが実際に減るかを優先します。
なぜこの仕事をしているのか
きっかけは、私が家族の七五三撮影で地元の写真館「MONFILLY」を訪れたことでした。
実際に利用すると、撮影の腕も、お客様への向き合い方も素晴らしいお店でした。
一方で、その良さはホームページから十分に伝わっていませんでした。
そこで、まずデモサイトを作ってお見せしました。
そこからホームページを任せていただき、予約やお客様の声の仕組みまで整えました。
この仕事をきっかけに、ホームページだけでなく、予約後の連絡や記録も作るようになりました。
現在もMONFILLYとmorihanaの運用を手伝っています。
どんなふうに仕事をしたいか
私は、お店をこちらの型にはめたいわけではありません。
店主の方がのびのびと自分らしさを出し、もともと持っているお店の良さがきちんと伝わる形を一緒に考えます。
目立たせるために言葉を強くしたり、誰にでも好かれるように整えたりするより、そのお店を本当に好きになる人に届くことを大切にしています。
お客さんを大切にしているお店には、その思いに共感する人がいます。
そうした人に魅力が届き、「ここが好き」と思えるつながりが増えていく。
そのお手伝いをしたいと思っています。