初めてお会いする花屋さんに、私は先にデモサイトを作って持っていきました。
普通なら、まず話を聞いてから作り始めます。でも、ホームページの話は、言葉だけでは完成形を想像しにくいものです。それなら、最初から正解を目指すより、話し合うためのたたき台があった方がいいと思いました。
お会いする前にも、伝わってくるものがあった
きっかけは、写真スタジオMONFILLYのオーナーさんから、同じ長屋にある花屋「morihana」をご紹介いただいたことでした。
それまでホームページはありませんでしたが、SNSにはお花の写真や、ご自身の言葉、お店の様子が丁寧に載せられていました。投稿を見ていくと、どんな花を選び、どんな雰囲気を大切にしているのかが少しずつ伝わってきます。
そこから受け取った色や空気感をもとに、トップページのデモを作りました。
デモは、答えではなく会話のきっかけ
初めてお見せしたとき、「お会いしてないのに、ここまでわかるのすごい」と言っていただきました。
ただ、私が最初から正解を当てたわけではありません。店主がそれまで発信してきた写真や言葉があったから、こちらが受け取れる材料も多かったのだと思います。
デモサイトがあると、「この雰囲気は好き」「ここは少し違う」「この商品をもっと見せたい」と、具体的に話せます。何もない状態で好みを聞くより、実物を見ながら話す方がお互いにわかりやすくなります。
形にしてから、一緒に直していく
その後、店主の話を聞きながら、商品カタログや注文フォームを加え、お店として初めてのホームページを公開しました。
最初のデモは完成品ではありません。相手の話を聞くための入口です。実際に見てもらい、違うところを教えてもらいながら、そのお店に合う形へ近づけていきます。
ホームページづくりで大切なのは、最初からきれいな答えを出すことより、店主が大切にしているものを見つけることだと思っています。
